「もーこの学院広過ぎ!」




あっどうも正門の所で騒いでた奏です。


今私は何処にいるでしょー


まぁ皆さんお分かりですよね?







はい!



皆さんが思う通り、迷子になってしまいした。


この学院は無駄に広すぎだよーー



「うぅどうしよう。このままじゃ入学式に間に合わ無いよ…。」

入学式から遅刻はいやだよ…。

落ち込んでいた奏に“あのどうしたんですか?”っと一人の女性が声を掛けてきた。


「あっえっと…。道に迷っちゃって…。新入生の受付に行きたいんですけどね」


"あははは"っと言うと


「そうなんですか?じゃあ私と行きません?私も受付まだなんで」

「良いんですか?」

「当たり前じゃ無いですか。困っているのにそのまま無視なんて…ねっ!行きましょ」

彼女は奏に向かってニコッと笑った。

その顔を見た奏は


「ありがとうございます。私は藤田 奏よろしくお願いします。」


「私は西森 紫苑【にしもり しおん】よろしくね。えっと…。」



「奏って呼んで!ウチも紫苑って呼ぶからさ」




「えぇ。分かったわ。よろしくね!奏」




「うん!ってこんな事してる場合じゃ、
今の時間は…。あっ!もう時間がないよ!急がなきゃ!紫苑、受付どこ?」




「あっちよ!急ぎましょ」




二人は急いで新入生の受付のある場所に向かった。










コレが、奏と紫苑の出会い。