振り返ると、そこには大人になった佐伯さんが。
「さ、佐伯さん...」
あたしの脳裏に忘れもしない出来事がよみがえる。
「久しぶりね、水野さん。まだ廉くんと続いてるの?」
「うん...」
「そう、廉君も飽きないわね。あたし、あのクリスマスのこと忘れてなから。あんな振られ方して...まぁ、今更言うことなんてなにもないけど。廉くんに飽きられないように頑張ってね?」
あたしはなにも言えずに立っていると、
「伊織!おまたせ...え、さ、佐伯...?」
廉がかえってきた。
「廉くん!久しぶり。元気だった?」
「あ、あぁ、何で佐伯がここにいるんだ?」
「あたしはちょっと買い物に。それで水野さんと会って昔話してたの。ね、水野さん!」
「う、うん。」

