「お弁当...あたしだって分かったの?」 「だってずっと伊織の料理食べてたんだぜ?そりゃ分かるって。でも俺...お礼も言えなくて。ごめんな、ありがとう。」 あたしは返事の代わりに強く廉を抱きしめた。 「でもやっぱり、俺は伊織がいないとだめなんだ。昨日佐伯と会って話した。だからもう、佐伯は何もしてこねぇよ。」 「...っれん~」 廉はごめんな、って何度も言ってあたしをずっと抱きしめてくれた。