振り向くと、いるはずがない藤堂くんがいた。 「あ?誰だよてめぇ」 「そいつは俺の女だ。さっさとその手離せ」 チャラ男は怖じ気づいたのかあたしの手を離して帰っていった。 「あの...」 「ったく、勝手にどっか行くな」 「どっか行ったのは藤堂くんでしょ!」 探したんだからね!!!! 「気付いたらお前いないから探した」 え?藤堂くんも探してくれてたの? 「まぁ、見つかってよかった。お前あいつに何にもされてないか?」 「う、うん。大丈夫だよ」