下をみて確認すると…
「どぅわああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?」
俺はまたもや叫ぶ。
みると、そこには制服姿の女の子が寝そべっている。
どうやら俺とは違う高校らしい。
「あああああああああ……?…え…?、あ、
なんだ〜、人間か〜よかったー」
と女の子。
いや、違うだろう。
なんだ〜人間か〜よかったーとはなんだ。
もっと他に発すべき言葉の1つや2つあったのではないか。
例えばそれこそ、なんでこんな時間にいるのかとか
学校はどうしたのかとか。
…まて。
「あの…」
「あ、あたしの名前は成田有己〜よろしくー」
と、ゆるふわスマイルで返す成田さん。
まって、まってくれ。
「…えっと…」
「少年もおさぼり?」
その展開に、俺はすんなりと飲まれた。
「…え、あ、…ハイ」
「ま、ここ座んなよー」
「…あ、ハイ」
「あたしは、一寝入りするからさ。
きっかり10分後には起きるつもり。」
「…はあ」
「起きなかったら、起こしてねー」
「…はあ」
そして、成田有己と名乗る女子は寝た。