そんなかおりを横目に 私は必死で追いかけた。 「ちょっと待ってよー!!」 止まるはずもなく 高口聖弥は走る、走る。 中学で陸上部だった私は 追いつくことができた。 「はぁ、はぁ…。 ちょっとー、なんなのよ!! 何があったの?」 そういいながら気づくと あの河原だった。 夕日が眩しく高口聖弥と目があった。