河原のほとりにおいたチャリンコに またがった高口聖弥が 親指をうしろにさして「乗りな。」 そう言われるのを待って いたかのように私は 高口聖弥の後ろに座った。 「危ないから。」と言って 私の手を腰に回したその姿は 今までの何十倍も輝きはなって、 夢の世界にいるようだった。 こんなに幸せなことって あるんだぁ…。 そんなことを思いながら 回した腕に力を込めた。