…ここは…
白い光に包まれ…
俺は最初の頃と同じような場所にいた
神がいそうだ
「神ぃ~!!」
俺は叫んだ
…?
小さな男の子がいる
男の子に声をかけても
男の子は同じことを繰り返している
まだ12、3才ぐらいだろうな
よく耳をすます…
お兄ちゃん、やだよ
戻ってきてよ
まだ生きててよ
死んじゃ
やだよ
……え…
お兄ちゃんって…
俺の…
…弟…?
別の、俺ぐらいの年の人がうっすら出てきた
…って…
目の裏が痛い
すまんな、カイタ…お兄ちゃんはもう、ダメなんだ。
あっちにいかなくちゃ
…お、お兄ちゃん!!
俺の、走馬灯だ。
お兄ちゃんが死んでる…
なんか飲んだ!
「お、おい!」
俺はなんのためらいもなく
お兄ちゃんのもとへ駆け寄った
すると少年はきえてしまった
お兄ちゃんと俺は向かいあった
「お前…、カイタか…」
「お兄ちゃん…」
お兄ちゃんは優しく微笑む
「18にもなって、お兄ちゃんは、…恥ずかしいだろ(笑)」
「な、なんだよ!」
お兄ちゃん…そういあ、いたわ…
お兄ちゃんって呼ぶとまたバカにされる…
「あ、兄貴…久しぶり」
兄貴はまたもニコッとした
その笑顔がまぶしく感じられる
すると兄貴の表情は悲しそうになって言った
「…なんでお前はこっちに来たんだ…」
「んなこと言われても…
俺、
生前の記憶がないんだ
まぁ、でもなんか、
脳死状態らしいぜ、俺の体…」
そういうと兄貴は顔をゆがませた
「…だったら、生き霊か…神に色々と聞くべきだな…」
兄貴は神を知っているようだ
「神を、知ってるのか?」
「あぁ、
あのハゲタカ野郎だろう?
髭がいっちょまえに長くて
頭なんかテッカテカだからな(笑)
嫌でも覚えてるぜ(笑)」
兄貴は神のことを
知っている
「マァジか!
俺達、今おんなじ幽霊なのか!
つか、兄貴は死んだ時と年変わってないよな~
同い年みたいだ」
実際兄貴は18の時に…
殺された
不思議と生前の記憶が戻ってくる
「…な、なんでだ?」
どうして思い出す?
兄貴にあってから
さらさらと…
ズキッ
頭が痛む
