side:しずく
う、嬉しい…
かな…
お母さんと
話す理由が出来るから…
玄関先にある電話の受話器をおいて
お母さんの部屋に向かった
「お、母さん…」
……
お母さんは黙ってタバコをふかし、
私を見つめた
やがてイラついた声で
「なに?」
と聞いてきた
私はオドオドしながら
「おばあちゃん、…来るみたい…」
お母さんはたちまち怒りの顔に変わってった。
「はぁあ!?あんた、いいよっていっちゃったの!?」
私は首をブンブン横にふった
お母さんにも大変な過去がおばあちゃんにある
「しずく、くるみ呼びなさい!会議よ!家族会議!」
あっ…なんか嬉しい
くるみとはお姉ちゃんのことだ
お姉ちゃんの部屋に行ってお姉ちゃんに内容を告げる
面倒くさそうに部屋をでてお母さんのとこに行った
「なんだ、朝っぱらから」
カイタが私の部屋の戸からすり抜けた
「カイタ!今日はちょっと、ダメかも!着いてこないで、ね?」
カイタは怪訝そうな顔をした
う~ん…と唸る
そのすきに私は一階に行った
このさいカイタは無視。
「……~!!」
なんか聞こえたけど、知らない!!
一階に戻ると重い空気が漂っていた
「…電話でバァチャンなんて言ってたの?」
お姉ちゃんが話しかけてきた
感動だあ♪
「おばあちゃん、こっちに来るって」
お母さんはこっちをあきれたようにみた
「…あんた、あの人がくるのになにが楽しいってゆうのよ…」
私は無意識のうちに笑顔だった
素直に
「だって…あんまりお母さんやお姉ちゃんと普段はなせないから」
といった
(…しずく)
カイタのおだやかな声が聞こえた
隣にいるみたいだ
「バカだねぇ、あんた、そんなことで笑ってるの?」
お姉ちゃんとお母さんの二人から笑顔がこぼれた
久しぶりにみた
二人の笑顔
私は思わず隣のカイタをみた
なんかしらんが…よかったな…
カイタは微笑みながらそう言った
笑顔で返した
「しずく、戸をしめて、こっちきな」
「私、バァチャンのことそんなに知らないな…」
「くるみはしょうがないわよ。預けたことないもん」
「…え!?お姉ちゃん、おばあちゃんにあったことないの!?」
