君と一緒



side:カイタ


「暇。ひま、ヒマ、ひま…」


俺はひまをもてあましていた。

なんか、

地面に足をつける感覚はあるんだが、…

歩けるし、

走れるんだけども…


物に、さわれない。



「あ~、退屈だぁあ!」


神でも来てくれれば話せるのに…


そう、声はだせる。


俺は日本国歌
君が代を歌いまくった

「つまんねー」


幽霊ってさ、浮けちゃったりしねぇのかな…

俺はジャンプした。

ピョンピョン



…浮けない…



つまんねー…


しばらくまた歩きだした。

さっきから町の探索をしている


あーあ…


せめて幽霊いねぇかな

人間はたくさんいても話せないし


言うなれば…



寂しいよ…



俺ってば、


超女々し…


しずくんち帰ってもな


「はぁ~~~。」


五秒ぐらいため息ついた。


ん?

なんか、人間が、





浮いてる?




でも足がない…





その幽霊らしき人影は前にしずくと一緒にきた公園に向かっていた



公園で休もうと思ったら足がない人がいた。







あれ?






もしかして、








カナタ?



金髪で黒い目、


そんでもってショートカット。



で、目元にほくろがある


あれはカナタだ




「お~い、カナタぁ~」




カナタはベンチの上で寝そべってる。




俺はカナタに話しかけ続ける




「久しぶりだなぁ、カナタ」



「カイタか。久しぶりだな。ベンチに座らんのか。」


「俺、物にはさわれねぇんだよ」







しずくにはさわれるけどな






なんていえないけど






「何を言ってる。そこらへんはコントロールできるはずだ」



カナタは不思議そうに言った。


「できるのかよ。俺は生き霊だけど…」



「幽霊は幽霊だ。物の感触を想像するといい」


「カナタもそうしたのか?」




「幽霊だからな。」


カナタは普通に言って見せる。





感触を想像…




俺はベンチに座った






座れる!

「な、なんでだ!?」

なんか焦った。

「さあな。そればっかりは俺にもわからん。」

カナタがきっぱり
答えた。


「ありがとな、カナタ。でさ、お前んとこどうよ?」

カナタはいい表情しなかった。






「俺の所は、すさまじい