高校3年の夏休み前



「かったるい」


秦がソファーに寝そべる



「勉強しろよ」

千秋が言う



夏休み前にテストがある

学校のと業者の模試の2つ



「まじだりい

テストとか世の中に必要ない」



「同感」



あたしもまったくもって参考書を開く気にならない



「そう言ってる二人がトップに居座ってるからムカつくよな」


海は必死に問題を解いている




そんなときたまり場の下が騒がしくなった


「なんだよ人が集中してるときに!」

要が怒る



「そんなことで怒るなよ


何があったかしらねぇけど気にするな」


あたしが言う



それにしてもうるさい