桜舞う-another story-



ー空也sideー


目の前で廉が倒れた


みんなが駆け寄る




「救急車!」


「待て!」


鈴を止める




高校生が撃たれたなんて救急車を呼ぶわけには行かない



「どうすんだよ!」


「波夏に連絡しろ」



「うすっ」



桜華会を動かせば警察には連絡が行かない



そんな中俺の視界に入った黒川


1人だけ廉を見ていない


その視線の先を追うと少年と男がいた




「何でよ!!!!

遼!!!!」


黒川が叫んだ




「あんたの帰る場所はもうない」

少年が言う



「あたしの帰る場所なんて元々ないじゃん!

どうして廉が撃たれなきゃなんないの!?」



その言葉に彼らは答えずそのまま車に乗って立ち去った