「助けなくて…いいから」 俺の耳に届いたさっきまで聞いていた声 俺を落ち着かせてくれる声だったはずなのに 今は違う 「どんな理由でも あたしは……騙してた 助けなくていい」 悲しそうに笑顔を作って俺たちに向ける黒川 「助けるに決まってるでしょ!」 夏妃が叫んだ 「いくらでもいいわけ聞いてあげるから! あたしたちを納得させるいいわけしなさいよ!」 「夏妃…」 助ける? 俺たちが?