桜舞う-another story-




夏妃さんがコーヒーを一口飲む


「半年くらい前にね

波夏がNYに来たの

日本に戻ってくれないかって」



「わざわざ波夏が?」



夏妃さんの視線がまっすぐ俺に向けられる




「同じ境遇の人間なら

千秋のつらさを分かってやれるんじゃないかって」


「…え?」