桜舞う-another story-




ガチャッ

同じタイミングで夏妃さんが出てきた


「おかえりー」


夏妃さんはスウェットを着てノーメイク

手には着なかった服を持っていた


「洗濯使っていいですよ」

「いいよそんな」

「着替え、荷物つかなきゃないんですよね?」


「…お借りします」


夏妃さんが折れた


「じゃあご飯にしようか」

「はい」

2人でリビングに戻る


「仕事大丈夫?」

キッチンに入った夏妃さんに聞かれる

「大丈夫ですよ

鈴も聖二……あっ」


やべぇ

忘れてた


「えっ?何?」

「いえあの
聖二の兄貴は昨日からフランスだったなって思って」

「え?じゃあ鈴だけってこと?!

大丈夫なの?」


「問題ないですよ」


俺はパソコンを立ち上げる

自分の仕事だけでも片付けよう