桜舞う-another story-




コンコン

風呂場のドアをノックする


ガチャッとドアが開き

バスタオルを体に巻いた夏妃さんが出てくる



「これ使ってください」

スウェットも一緒に差し出す


「いいの?

助かる」


「カバンに資料入れすぎです

あれじゃ必要なもの入らないじゃないですか

着替えは最低限入れてくださいよ」


「ごめん

4日間もどうしようか考えてたら

仕事しか浮かばなくてね」



そう言う夏妃さんはすごく寂しそうだった


「…あとで買い物行きましょうよ

というか

遊びに行きましょう

俺付き合いますから」



俺が言うと夏妃さんは微笑んだ


「ありがと

じゃあとりあえずこれ借りるね?」


「はい」