桜舞う-another story-



「え?」


俺も何をしたか分からなかった

でも


「もうちょっとここにいて」


「………わかった」


1度人のぬくもりを知ってしまったら

戻れない気がする

1人でこのベッドに入れなくなりそう


「千秋ってさ」


「はい」


「嫌いなものある?」


「え?」


夏妃さんが俺の腕の中でくるって回って俺の方を向く


「ご飯作るから」


あーそういうことか


「たぶんないと思います

相当不味くなければ」


「あーそういうこと言うんだね

あたしが料理出来ないと思ってるでしょ」



「奥様がそうおっしゃってました」


「夢華め……」



なんだろう


すごいあったかい