「それはお互いさまでしょ?
桜グループなんていう立派な会社で表社会を牛耳って
その上で裏社会のボスも同じ人なんてありえない
でもその事実を知っている日本人はほとんどいない
今日本から桜江愁たった一人が消えただけで
この社会は間違いなく崩壊するっていうのにね
この世界はおかしいのよ」
この女
どうしてそんなことまで知っていやがる
「まぁ雑談はここまでにしましょう
悪いけどあなたたちをここから返すわけにはいかない」
黒崎の連中が動き始める
「殺って」
恐怖は感じなかった
この世界は確かにおかしいと思う
おやじが決めた通りに世の中は動く
その娘があたし
だったら
「…あたしは死なない」



