桜舞う-another story-






「波夏!」


耳元にはっきり届いたのは秦の声だった





「秦……

あたしまた…


また…」



間違いを犯した



という言葉を自ら口に出すことはできなかった




そんなあたしを秦は抱きしめた





「落ち着け


大丈夫だから



お前のせいじゃない」





「でも!「いいから黙っとけ」





秦はそのまま黙ってあたしを抱きしめ続けた