桜舞う-another story-



秦side




俺たちに向けられた銃口



相手の顔なんて知らない

でも…



「黒崎」

千秋が言う


想像しなくてもわかる


こんな場所でこんなものを持ち出すなんて黒崎しかいない





「最後まで狙いにも気づかず

のこのここんなところに来るなんて

桜も衰えましたね」



「うるせえよ

こんなところでそんなもの持ち出しやがって」



要が言う





「何が狙いだ?」


俺は聞いた




「一緒に来ていただけますか?」



「「断る」」



千秋と要の声が重なったとき



パーンッ


一つの銃口から煙が上がった