桜舞う-another story-


秦side



「おい秦」


千秋が戻ってきた




「やばくねぇか?」


やっぱり千秋も感じていたんだ



「あぁ

かなりやべぇな」



波夏と別れてから感じるこの視線

空気が張りつめている

嫌な汗が背中を伝う





「早く学校から出ろよ」

「っ」


低い声で耳元に聞こえた


振り向いても誰であったのか分からなかった




♪~♪~♪~

携帯がなる


『廉さん』


「もしも‥‥『今すぐ学園から出ろ!!!』


「え?」


『狙いは‥‥』


そこから廉さんの声は俺に届かなかった



カチャっ