「この絵覚えてますか?」
聖二先輩が差し出した一枚の絵
それはあたしが6歳の時に描いた絵だった
「これあたしがアメリカで学校の課題で描いたやつですよね?
思い出の風景?って課題だった気がしますけど」
その時あたしがぱっと思い浮かんだのがこの一面の菜の花だった
「はい
そしてこれが当時の桜華会のサイトの写真です」
写真とあたしの絵は確かに似ていた
「どうしてこの絵だったんです?」
「思い浮かんだから
アメリカでアメリカの風景描いたって面白くないですし
じゃあ日本って思ったらここだったんです
覚えてた唯一の風景」
「でもお嬢はここには行ってない」
「「はい?」」
じゃあなんであたしがこの風景描けんの?
「行ったのは廉さん
この写真を撮ったの廉さん
でもこれが載っていたのは桜華会最高幹部のサイトのみ
つまりお嬢がこれを見るにはそこを開くしかないってことです」
聖二先輩が説明する



