「ねぇ行こうよ」
「断る」
右手があたしの足に伸びてきたとき
「俺の女になんか用か?」
秦の低い声が届いた
秦が男の手を掴みひねり上げる
「手出すなよ」
あたしが言う
「分かってるって」
先に手を出したら終わりだ
「いてえんだよ!!」
殴りかかっても無駄
秦に当たることがない
でもおかしい
この辺りは友哉が占めてる
にもかかわらずあたしの顔はともかく秦の顔を知らないなんて
周りの連中も参加し始める
「おい波夏
ちょっと手貸せよ」
「はいはい
本気は出すなよ」
「そっくりそのまま返す」
かなりの人数だ
あたしは一発ずつ軽く入れて行った
少しすると…



