「親の金で暮らしてるあたしに言われたくねえかもしれねえけど
お前だっていつまでも親にもらった金で過ごすわけにはいかねえだろ
高校は出た方がいい」
「…はい」
あたしは千沙の顔を覗き込む
「夜間なら行けるか?
大希も一緒に」
迷いながらも千沙が首を縦に振る
「なら家には帰らなくていい
大希のところで大丈夫か?
嫌なら部屋探すけど」
「嫌ってそれはひどいっすよ」
大希が突っ込む
「大丈夫です」
まぁ大希がこれだけ惚れてりゃ大丈夫か
見た目は怖いし
けんかっ早いし
頑固でめんどくせえ奴だけどいいやつってことは分かってるし



