接吻《修正中》

嬉しそうに笑う奈々の頭に積もる雪を、俺は手ではらってやる。


「頭、雪積もってんぞ・・・」

「え!?本当!?へへっ・・・ありがとう!」


可愛いというより面白い奈々の笑顔を見るのは、悪い気はしない。


「寛久は何してたの?」

「ああ、コンビニ。チャ太郎のミルクとか自分の飯とか・・・」

「へえー。寛久せっかくあのスーパーに近いんだからあそこ使いなよ!」


奈々の家の場所ははっきりとは知らないが、結構離れているのは確か。

バスとか使えばいいのに、わざわざ歩いて買い物に来てるのか?

そのせいで、頭に雪を積もってんじゃねーか・・・。

・・・馬鹿だな・・・。

俺はコンビニの袋からまだ温かい缶コーヒーを取り出し、奈々の真っ赤な頬にピタリとそれをくっつけた。