ドロリとした白い液体を、何枚も重ねた白いティッシュペーパーで拭き取った。


「ねえ・・・寛久っていつもこんな感じなの?」

「何が?」

「いつもはクールなのに、結構激しいって言うか・・・。ううん、・・・なんでもない」


首をブンブンと横に振ると、目の前の女は倒れるようにまたベッドに横たわる。

別に彼女ってわけではないけど、気付いたらこうなってて・・・。

いつの間にか・・・俺は無我夢中で目の前の女を抱いてた。

なんで?って聞かれたら絶対誰も信じてくれねえだろうけど。

今日は、俺の嫌いな雨だから・・・。

・・・だから。

誰でもいいから傍に居て欲しかった。

何をしても満たされないこの心は、いつからこんな風になったんだろうか?