好きです



「……」

黙ってしまった…
やっぱり迷惑だよね

ショゲテ下を向く

「好きだよ…」

不意に聞こえた先輩の声

急いで顔をあげると

耳まで紅く染まった
先輩の顔があった

「うわぁ!!」

手で顔を隠されても

耳まで紅く染まってるから…

「やっぱり、先輩は愛しいです」

「こっちだって
愛しいって思ってるから…」

あぁ、もう愛しいよ…

「先輩、つき…」

先輩に口を塞がれ
続きが言えなかった

先輩はニッコリ微笑んで
一呼吸置いて

「付き合ってください!!」

と既に紅く染まった顔を
更に紅く染めながら言った