職員室にあるはずの
部室の鍵は既に無い

あちゃー
先輩待たせてしまったか

急がねば

…ガラッ

「先輩??」

「はいはい!?」

奥から顔を出す先輩

先輩を見た瞬間
涙が溢れそう…

とりあえず、微笑んで謝る

「先輩、お待たせして
すみませんでした」

先輩はニッコリ微笑んで

「大丈夫、大丈夫
ほんの少しだけ
早く着いただけだし
呼んだのはこっちだしね」

あぁ、その笑顔反則です

泣きたいぐらい
想いが溢れてくるから

もう、いいや
なんかいろいろ
考えてきたけど

やめだやめっ!!