再生ゲーム

「ウググッ! ゲホゲホッ!」


口に付けようとしたが、近づけただけで嫌な気分で噎せ返る。


「何だよ飲み込めよ! 折角作ったのに! ほらほらほら!」


薬品臭いトーストが口に押し込まれる。油のねっとり感が口に広がった。


「ゲホゲホゲホッ! 止めて聡子……美里!」


「ケタケタケタッ……虫のふりかけ、一丁上がり」


美里はどこから捕まえてきたのか、大きな蜘蛛をクリームシチューの上に、足を一本一本千切っては入れた。


黒と黄色の二色の足が不気味にシチューに浮かんだ。美里はあの件から、少し人格が変化した気がする。


より凶暴に、動物的になった。