再生ゲーム

「お隣さんですか」


お父さんとりんさんは顔を見合わせ、苦い顔付きを見せた。


「おや? そうですよね、お隣さんですから、もう存じてますよね」


猿田は顎を上げ、お酒をくいっと飲み干した。


その時だった。チャイムが連打されたのは。同時に、玄関を叩く音まで反響した。


「開けなさいよ! 早くしなさい!」


下手糞なドラマーに打ち付けられる打楽器のように、乱暴な音が繰り返される。


「夕食どきに誰ですかねぇ? 非常識だ。私が行きましょうか?」


猿田はテーブルにグラスをトンッと置き、お父さんに意気込んで見せた。