再生ゲーム

 黙って綾は言葉を探している。


「……それとも相談できるような、男の人がいるの?」


「いるはずないじゃん! ……いないよ」


「だったら話してよ! 僕がそんなに嫌い?」


ゲームを膝から下ろすと、綾がクッキーで自分の方へ呼び寄せた。


「るい、りんさんに呼ばれて来たんでしょ? なんで?」


「……えっ? さっきも話したじゃん。綾が元気がないしって、食事に誘われただけだよ」


綾の真剣な眼に、思わず取り繕う。


「そう。私ね……んさんに嫌われてるみたいなんだ。学校でも家でも虐められて、最悪だよね」