再生ゲーム

「ええ!? 出会いのきかっけが学校になっているわけですか? 凄い時代になったもんだな、驚いた」


りんが手渡したお酒を、父はどんどんと、胃袋に流し込んだ。

そんな父を見たりんは、みるみると表情が曇り、目の前の平らげた料理をお酒を飲みながら、片付け始めた。


「りんさんも是非、会話に混ざってくださいよー! 私は恋愛にうといもので、耳に入ると羨ましい限りなんです」


「僕の時代は、父兄同士の恋愛なんて気づきもしなかったなぁ……ああ、私も昔、教員だったんですよ! なので、いくらかは悩みも分かりますし、猿田さんと話をしてると思い浮かべてしまい、楽しいですね」


父はしみじみと、お酒を眺めながら回想をしているようだ。


――そうか。だから、嬉しそうなんだ……昔を思い出したんだね。


あの頃は、相談を持ちかけられる同僚の先生すら、いなかったもんね。