再生ゲーム

 どうすることも出来ない状況……もどかし過ぎて、思わず床をドンッと一回殴った。


「悔しいのか? でも悪さした罰だから仕方ないよねぇ? 自分の蒔いた種なんだからさぁ~、ちゃっちゃっと振ちゃってよ。先生もデートがあるんだからさぁ~くくくっ」


ここに座り込んでも、なにも解決にはならない……我慢だ、耐えるんだ。


スッと立ち上がり、膝の埃を両手で払った。


――大丈夫。これで気合が入った。


こんなんで泣きべそを、かいていたら曜子に笑われちまう……。


教卓の上のダイスと目を合わせ、手の平で包んだ。


――どうか、軽い罰になりますように……。


コロコロと転がるダイス。出た目は、『顔』と『黒板消し』だった。