再生ゲーム

 気持ちがしんみりとしながらも、ガタガタと目の前の机を、元の位置へと戻した。


――なんで襲われた神谷君の言うことを、信用してしまったんだろう……やっぱりまだ、心のどこかで首を絞められたあの出来事が、引っかかっているのね。忘れなきゃ。るいは優しい人間なんだから……。


もう一度席に座り、起こった出来事を頭に浮かべ、ぼんやりと回想を繰り返した。


すると、ふと、教室が妙に慌しいのに気がついた。ナップザックのようなものを掴むと、皆どこかに消えて行く。


――そうだった。次は、気が重いプールの授業だった。


見学だけど、タオルを用意して、チャイムが鳴る前に向かわないとね。