再生ゲーム

 嬉しいはずなのに、結局は人間として、存在すらしないような状態だった。


――私と会話をする者がいない……力が怖いから? ……それとも?


いるのに、なかったことにする。話しかけても、答えない、シカトという虐めの一種に、ふたを開ければ良く似ていた。


――私が話し掛けないからだよね……でも怖い。


この教室の人間なんて信用出来ないし、なにを伝え合うの? 


こんな現状は私が望んでいたことなの? 友達なんて無理な話なのよ。


るい? るいと付き合ったら何か変わるかしら? ああ、駄目……猿田を怒らせるだけよね。


「綾、これで満足した?」