再生ゲーム

「この、言わせておけば!」


秋山は駆け寄り、座っている私の胸倉を掴んだ。右手は拳を作り、振り上げている。


「……殴るの? 放課後のお仕置きで、とんでもないことになるわよ? いいの?」


目を細め、鋭く睨んだ。秋山はその目線に、拳が怯んだ。


「みんなも、こんなことをするなら猿田先生に言うわよ? もう私、我慢することを止めたんだから!」


秋山はそれでも、ギュッと鎖骨辺りで掴んでいる手を、放さなかった。


「……止めなよ……秋山君」


江藤は下を向き、ボソリと呟いた。まるでサファイヤに問いかけているようだった。


「江藤まで……お前は曜子が好きだったんだろう? あいつの気持ち、一番分るだろ? いつも一緒に居た、お前までそんな事を言うの?」