再生ゲーム

「さ、山田さんも席に着きなさい。誰だぁ~山田綾さんを虐めたのは? 先生許さないぞぉ~?」


慌てて席に着いた生徒達は、真正面を向き姿勢を正した。それは、いつもと同じ光景だった。


だが皆、一瞬、不思議に思ったはずだ。虐めを見逃し、煽っていたのは猿田だったのだから。


猿田は机と机の間を通り、生徒達1人、1人の顔を見つめ威圧をかけている。


私はビクビクしながら、悪魔が教室を歩き回るのを眺めていた。


「今のうちだよぉ~告白するのはぁ。これから先生、虐めってやつを徹底的に打ちのめそうかと思ってるんだよぉ~


良くないだろう? そういうの。ニュースでも流れているよねぇ……虐めの末、自殺。


そんな事件をこの教室から起こすわけには、いかないんだよぉねぇ~」