再生ゲーム

「そうだ。褒美があるからこそ、働く威力が湧くってもんだ!


そうだなぁ~まだ、先生なにもしていないから、ほっぺにちゅーはどうだい? それくらい、お安い御用だろ? 簡単な報酬だろーに」


「きょ、教室で?」


「ああ。早く、早く!」


猿田は薄汚いほっぺたを、こちらに身を屈め、差し出した。


――どうしよう……頬とはいえ、凄く気色が悪い。あの悪臭を我慢して、キスをしろというの? 


無理よ、無理! でも、しなければ私はあの力を貰えない……


覚悟を決め、目を瞑り、ゆっくりと唇を突き出し、頬へと近づけた。


「なにしているんだ! 綾!」