――父は考えていた様子だったが、何時だってこうだ。


結局は言いなりで、全てを許し、りんを選ぶんだ。


――もう終わりだね、お父さん。


私を選択していたら、止められたかも知れない。


明日からは、そっちの道は終焉の幕開けだよ。


そうせざるを得ないんだ。


――悪魔を止める理由がないのだから。