「あーら、他にもいるじゃない……曜子が虐め抜いた相手。綾よ! あいつが殺したんだわ!」


クラスメイト達が一斉に振り返り、私の表情を確かめた。


――馬鹿馬鹿しい。なんの根拠があって……。


「綾、本当か?」


いつの間にか秋山が、席の横で青筋を立て見下ろしている。


「やめてよ。そんな訳無いでしょう?」


間髪入れず、私の胸倉を両手で掴み、力任せに身を立たされた。


「何か知っているのか! 本当にお前なのか!」


「ちょっと、冷静になって考えてよ……放して!」