再生ゲーム

 威圧感のある教室の扉をゆっくりと開ける。


クラスメイト達が一斉に向ける視線が怖かった。これはいつになっても、慣れるものじゃなかった。


「来たぞ! バイ菌だ!」


「おっはぁーバイ菌!」


「相変わらず図太いわね山田。るい、私の髪型はどう? 今日は綺麗にカールが出来たの」


「ただの巻貝だろ。曜子、だまっとけよ。るいー、今日一緒に帰ろうよー」


――本当にうるさい。 土日の鬱憤を晴らすかのように、月曜日は一段と力がこもり、恐ろしかった。


いつもの様に、なにも耳には届いていないかのように、黒板の前を通り抜ける。