竹内りりかは谷間を見せ、体にフィットとしたコバルトブルーのスーツを着こなしていた。服の上からでも分かる巨乳には、いつでも想像が膨らんでしまう。


「そうだな、話は詰めてあるからすぐに終わるしなぁ。りりかは外回りか?」


「ううん。貴方の様子を見に来ただけ。嬉しいでしょう?」


その、にこやかな笑顔は、どこまで本気なのかを惑わせる。短期間で出世が出来たのは、この小悪魔のような女のお陰だ。無下には出来ない。


「その美味しいお店ってどこだ? 近くの駅で待ち合わせをしようか?」


「神楽坂にあるんだけど……19時でどう?」


「ああ、東の京都か。あの町だったら、どの店に入っても美味しいもんな。19時に待ち合わせをしよう。相談にも乗って貰いたいしな」