夕方の放課後。会議室から窓の外を眺めた。空は金色が混じった、ほんのりと赤い夕焼けだった。
――これで終わる。安心して教師を続けられる。
空を見ていると、気を落ち着けられた。
「先生、遅くなりまして……」
振り返ると、井上とは全く似ても似つかない母親が、スーツを着こなし立っていた。
「お待ちしておりました。どうぞ、そちらにお掛けになって下さい」
顎のラインはシャープで小顔、目が丸く大きく童顔だった。眼を奪われてしまうほど綺麗で、若作りの印象だった。
「先生、顔になにかついていますか? そんなに真っ直ぐに見つめられると、緊張してしまいます……」
「あっと、すみません。あまりにも綺麗な方なので、見とれてしまいました。失礼」
――これで終わる。安心して教師を続けられる。
空を見ていると、気を落ち着けられた。
「先生、遅くなりまして……」
振り返ると、井上とは全く似ても似つかない母親が、スーツを着こなし立っていた。
「お待ちしておりました。どうぞ、そちらにお掛けになって下さい」
顎のラインはシャープで小顔、目が丸く大きく童顔だった。眼を奪われてしまうほど綺麗で、若作りの印象だった。
「先生、顔になにかついていますか? そんなに真っ直ぐに見つめられると、緊張してしまいます……」
「あっと、すみません。あまりにも綺麗な方なので、見とれてしまいました。失礼」


