再生ゲーム

 それからの俺は、学校で幾度と井上を説得し続けた。彼女は話すことで不気味な笑顔を浮かべ、その状況を楽しむかのように、一向に悪戯が止む気配はなかった。


そんな中、美術部の3年生の男子が私に話しを掛けてきた。そう、井上を殴った男子生徒だった。


言うべきか、言わないべきか、ずっと悩んでいたそうだ。鷹見が学校へ来なくなった日にメールが届いた事。


殴ったのは、井上がそうしてくれと言った事。


俺はその話を聞いて、頭にはハテナマークばかりが浮かんだ。なぜ? 意味がまるで分からなかった。


唯一つ分かっているのは、彼女が俺の気を引く為に必死だということだった。


朋子はいくら信じるとは言っても、何度も繰り返される悪戯に精神的に参っているようだ。酒が毎晩無くなっていく……それが全てを物語っていた。