再生ゲーム

「なんで話さないの? 私に聞かれたらまずいわけ?」


朋子は、ほら見なさいよ。と言いたげな表情で俺を見据えた。


「朋子、声を聞いた。そうだ、メールをくれた彼女だった。学校でいろいろあってな、ちょっと不安定なんだよ。

彼女の担任が頼りにならないから、俺にこうして寄り掛かり、1人で勝手に恋愛モードになっているだけだよ」


朋子は動揺を隠すように、ロックグラスに焼酎を継ぎ足した。一気に飲み干し、足がふらついていた。


「朋子、信じてく……」


――トルルルル……


繰り返し自宅の電話が鳴る。電話のベルが頭にこびり付きそうだ。


「なんなの! 頭がおかしくなりそうよ!」