再生ゲーム

 肉体的よりも、精神的に重く疲れる毎日。一方的に仕掛けられる恋愛が、こんなに苦しいものだとは知らなかった。


逃げ道は自然に、家族の元へと向かう。穏やかな心で、少しでも学校の事は忘れさせてくれ。


「ただい……」


「貴方! なんてことをしてくれたの!」


「なんだい、朋子? そんなに怖い顔をしないでくれよ。疲れているんだ」


「疲れ? はぁ? 私のほうが疲れるわよ! 毎日何度も無言電話があるのよ!」


朋子は酒臭かった。一戸建てを買う為に、生活費を切り詰めていたはずなのに。