再生ゲーム

 鷹見は指さし、私に絵の方向を教えた。端っこの目立たない所に飾られているようだ。


良くこんな暗い場所で、票を獲得し優勝を手に入れたものだ。我が生徒ながら、本当に関心する。


一歩、一歩近づき、どんな絵なのかと胸が踊った。


――こ、これは! 


愕然とした。


彼女が死にたい理由はこれだったのか。まさか彼女の表情が1位を取るなんて……。


絵の技量は、井上の方が見るからに上だった。この絵が優勝を勝ち取ったのは、きっと――話題性だ。