再生ゲーム

 家に着くと、まだ小さい綾が駆け寄り「パパ、パパ」とおんぶをせがむ。


一戸建てを買う為に節約生活中だったが、子供の笑顔を見ると、幸せだと改めて思った。


子供が騒ぐ横でスーツを脱ぎ、彼女にメールを入れる事にした。朋子はヤキモチ妬きだ。なるべく心配はかけたくはなかった。


――子供がまだ小さいので、あまり返せないが、絵の事で相談があるならば、いつでも乗ります。

山田拓也


これで彼女との約束は果たした。溜め息が自然と漏れ、携帯をパチンと閉じた。