再生ゲーム

 駅隣のデパート。そんなに大きくもなく、細長く聳える建物。


そこの地下一階に、ペットショップだけではなく、本、文房具、雑貨などが販売されていた。


その中でも画材用品だけは、ブランドに力を入れているようなフロアだった。絵画なんかも売っており、角の一角だけは高級感が特に漂っていた。


「ここの地下一階だよ。階段で行こう? こっち」


「綾ちゃんは足が早いのね……私も歳を取ったってことかな? ふふっ。

ねぇ、るい君って綾ちゃんのことが好きなんじゃないの?」


何を言い出すんだ? この馬鹿女!


立ち止まり、思わず文句を言いそうになった。


「りんさん、止めて下さいよ。私、異性を好きになる気持ちがまだ分からないんです。それに、るいとは関わりたくないんで」


貴方を憎んでいる感情は、表に出したくないのに睨んでしまう。


私のテリトリーにズカズカと入ってくるな。……私は入り込んでやるけどね。土足で。


「ごめん、ごめん。

綾ちゃんと沢山おしゃべりが出来て、今日はとっても良い日で嬉しい!」


お金だけ渡してくれればいいのに。早く買って帰りたいなぁ。メスとは一緒に居たくない。


――あっ。