再生ゲーム

「うげえっ!!!!」


飴玉には透明な唾液が満遍なく、まるで水飴が塗られたかのようにねっとりと、蛍光灯の明かりに反射し輝いていた。


「失礼だなあ……早く先生のように舐めなさい!」


ミルクの匂いも香るが、口臭や体臭のほうが、遥かに勝っていた。


――これは飴? 本当に食べ物なの? 嘘でしょ?


「言っておくけど、これも10秒だからね。先生と同じようにやるんだよ? ほら早くー帰りたくないの? 

先生は嬉しいけど? 学校に一緒に泊まっちゃおうか?」


――嫌! 一晩中一緒にいる? そんなの考えたくない。感情を押し殺すんだ。大丈夫、死ぬわけじゃないんだから!